転職先として人気を集めている「ベンチャー企業」や「スタートアップ企業」ですが、変化が激しいので、活躍できる人材は大企業と異なります。そのため、自身の適性を理解したうえでの企業選びが欠かせません。
しかし、ベンチャー企業に向いている人材が不明瞭で「自身が活躍できる職場なのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ベンチャー企業で活躍できる人の特徴と向かない人をご紹介します。
- やりがいを感じられる職場で長く働きたい
- 自身の適性が、ベンチャー企業で活躍できるのか分からず不安である
- ベンチャー企業の面接で「活躍できることをアピールするポイント」を知りたい
という方はこの記事を参考にすると、ベンチャー企業で活躍できる人の特徴が分かり、自身に最適な企業を選べるようになります。
目次
ベンチャー企業とは
ベンチャー企業とは、新規事業に取り組む設立間もない企業を指します。
ベンチャーは英語で「冒険的事業」の意味を持ち、社歴の浅い新興企業に対して使われるケースが多いです。似た言葉である「スタートアップ企業」は、ベンチャー企業のうち革新的なビジネスモデルをつくった企業を指しており、Amazonなどが該当します。
以上から、ベンチャー企業やスタートアップ企業は新規事業の創出・拡大に取り組んでいる点が特徴です。
ベンチャー企業に転職するメリット
ベンチャー企業に転職すると、以下3つのメリットが得られます。
- 専門的なスキルを身に付けられる
- 若手でもリーダーに挑戦できる
- 事業企画に携われる
多くのベンチャー企業は人材を職種ごとに採用するため、入社後は希望の職種に関連した仕事を担えます。結果として、専門的なスキルを身に付けられるので、長期的なキャリアプランを立てやすくなる点がメリットです。
大企業は年齢や経験を重んじる一方で、ベンチャー企業は実力重視です。そのため、成果を残せば若手でもリーダーに抜擢され、早期のキャリアアップを狙えるメリットがあります。
新規事業を展開するベンチャー企業であれば、業務を通して事業をつくる経験を積めます。それゆえに、事業立案に関心のある方には最適な職場です。
以上のように、ベンチャー企業では若手にも責任ある仕事が回ってくるので、充実した経験を積める点がメリットです。したがって、キャリアアップのために成長できる職場で働きたい方は、ベンチャー企業への転職が適しています。
ベンチャー企業で活躍する人の特徴7選
ここでは、ベンチャー企業で活躍する人の特徴7選を紹介します。自身がベンチャーで活躍できるのかを知りたい方は必見です。
スピード感がある
スピード感がある人は、ベンチャー企業で活躍できます。
新規事業を展開するベンチャー企業において「サービスの立案に時間がかかり、他社の類似サービスに先をこされてしまった」などの状況は大失態です。したがって、事業の新規性を守るために、スピーディーに業務を進める必要があります。
そこで、スピード感のある人であれば、仕事を迅速に進める点が企業から評価されるため、早期のキャリアアップを狙えます。また、ベンチャー企業は仕事の速い方を求めているので、スピーディーな仕事を意識されている方にはおすすめです。
主体的に動ける
ベンチャー企業は主体的に動ける方を求めています。
多くのベンチャー企業は社歴が浅く、マニュアルやルールを十分に整備できていないのが現状です。それゆえに、仕事を進めるときは、やり方を上司に質問したり、自ら調べたりなどの能動的な行動が求められます。
したがって、指示された仕事を淡々とこなしたい方にとっては、適さない点に注意しましょう。一方、自ら考えて動きたい方にはベンチャー企業は最適な職場です。
成長意欲がある
成長意欲がある人は、ベンチャー企業で活躍する可能性が高いです。
成長中のベンチャー企業は、業務量に対して従業員数が不十分なケースがほとんどです。また、人手不足に伴い「誰も手を付けられていない仕事」も多く存在します。
そこで、成長意欲のある人であれば、多様な仕事を「成長機会」と捉えたうえで自ら挑めるので、経営層から評価されやすく、結果としてキャリアアップにつながるメリットがあります。
もちろん、経験を通して実際にスキルを伸ばせるため、成長したい方にはベンチャー企業がおすすめです。
好奇心が強い
ベンチャー企業では、好奇心の強い人が活躍しています。
ベンチャー企業では、自社の事業の優位性を高めるために「独創的なアイデア」が不可欠です。また、アイデアを生むには、他業界や海外の事業を参考にしたり、日々変化する市場の動向を確認したりなどの情報収集が欠かせません。
そこで、好奇心の強い人がいれば、楽しみながら情報収集を進められるので、結果として多様なアイデアを生み出すことができ、企業から重宝されます。
以上のように、ベンチャー企業は市場のさまざまな情報への感度が高い人材を求めているため、好奇心が強い方におすすめの職場です。
柔軟性がある
ベンチャー企業は柔軟性のある人材を求めています。
多くのベンチャー企業が属するIT業界は、変化の激しい点が特徴です。事業で利益を生み出すには、サービスをユーザーの要望に合わせて変化させることが不可欠なので、従業員には「変化のスピードに対応する力」が求められます。
そのため、同じ仕事を長期間続けたい方にはベンチャー企業は向きません。一方で、柔軟性を持ち、業務の変更を楽しみつつ受け入れられる方には適した職場です。
視野が広い
視野が広い方はベンチャー企業で活躍できます。
ベンチャー企業で重要なのは「経営者の視点で働くこと」です。会社全体を俯瞰して「企業の業績と自身の仕事はどのようにつながるのか」を考えたうえで働けば、目的意識を持って仕事を進められるため、結果としてパフォーマンスを向上させられます。
また、経営層も、経営者の視点を理解している「視野が広い人材」を評価する傾向にあります。したがって、広い視野で仕事を進めるのが得意な方は、ベンチャー企業で働けば早期にキャリアアップできるのでおすすめです。
粘り強い
粘り強い方はベンチャー企業で重宝されます。
利益を生み出す新規事業は、数日では生み出せません。日本のスタートアップ企業である株式会社Stockの澤村大輔氏は、事業アイデアを100本以上出したと語っており、事業の創出にはタフさが必要と分かります。
そこで、粘り強い方であれば、上手くいかなくても諦めずに挑戦を続けられるので、結果として成果を残せる可能性が高まります。ベンチャー企業は、粘り強く頑張れる方を求めているため、仕事と真摯に向き合いたい方にはおすすめの職場です。
ベンチャー企業に向かない人
ここでは、ベンチャー企業に向かない人を紹介します。以下の情報を参考に、自身に適した職場を見極めましょう。
消極的な人
消極的な人はベンチャー企業に向いていない可能性が高いです。
ベンチャー企業は社歴が浅い分、仕組みが整っていません。また、業務内容も明確に区切られているわけではないので、やるべき仕事を自身で見つけたうえで取り組む「能動的な姿勢」が求められます。
それゆえに、自ら仕事を見つけるのが苦手な「消極的な方」は評価されづらく、長期的な勤務が難しくなってしまいます。したがって、自身の仕事に対する姿勢を明確にしたうえで企業を選ぶのが重要です。
定型業務をこなしたい人
ミスマッチが起こりかねないので、定型業務をこなしたい人はベンチャー企業を避けましょう。
ベンチャー企業が展開する新規事業は、利益を生み出し続けるために、市場の変化に合わせたアップデートが欠かせません。また、事業内容の変更に伴い業務も変わるので、従業員には変化への対応が求められます。
言い換えれば、ベンチャー企業では定型業務が少なく、市場の動きとともに変わる仕事が大半です。それゆえ、定型業務をこなしたい方は、変化の激しいベンチャー企業ではなく、仕組み化された仕事の多い大企業を選びましょう。
ベンチャー企業で活躍できる人の特徴まとめ
ここまで、ベンチャー企業で活躍できる人の特徴と向かない人を紹介しました。
主体的に動けたり成長意欲が強かったりする人は、多様な仕事を楽しめるので、ベンチャー企業の適性が高いと言えます。また、ベンチャー企業は若手でも責任ある仕事を担えることから、早期のキャリアアップを狙う方にもおすすめです。
ただし、ベンチャー企業と一口に言っても社風は多種多様であり、転職先を決めるときは企業研究が必須な点に注意しましょう。そこで、多くのベンチャー企業が実施している「カジュアル面談」に参加すれば、相互理解を深めたうえで企業を選べます。
そのため、興味を持ったベンチャー企業がある方は、まずは気軽に採用担当者と面談して、自身に適した企業かを確認しましょう。
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