「ベンチャー企業」や「スタートアップ企業」は転職先として人気ですが、企業規模が小さい分情報を得づらいので、さまざまなうわさが飛び交いがちです。一方、多くのベンチャー企業に該当する「あるある」も存在します。
なかには、転職希望先のベンチャー企業における実態を把握できず「自身に合った職場なのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ベンチャー企業あるある7選と転職を成功させるポイントを紹介します。
- 初めてベンチャー企業への転職を検討しているので、あらかじめ働き方を知りたい
- ベンチャー企業のうわさはどれが正しいのか分からず不安
- ベンチャー企業に対するイメージと実態に差異がないかを確認したい
という方はこの記事を参考にすると、ベンチャー企業のあるあるを理解できるほか、自身に合った企業を選ぶ方法も分かります。
目次
ベンチャー企業あるある|社員編
ここでは、ベンチャー企業あるあるの従業員編を紹介します。ベンチャー企業にはどのような人が多いのかを知りたい方は必見です。
仕事が好きな人が多い
ベンチャー企業は仕事が好きな人が多いです。
大企業と異なり、ベンチャー企業では20代の若手でも責任の大きな仕事を担えます。そのため、仕事を人生の中心に置きたい方が多く集まる傾向にあるのです。
したがって、仕事が好きな方には、ベンチャー企業への転職が適しています。
チャットの返信が速い
チャットの返信の速さは、ベンチャー企業あるあるです。
多くのベンチャー企業には、仕事のスピードを重視する価値観が根付いています。また、従業員も「業務を迅速にこなすこと」を意識しており、それが返信の速さにつながっているのです。
以上のように、ベンチャー企業では、仕事のスピードを重視する文化が社内に浸透しています。
ベンチャー企業あるある|仕事内容編
ここでは、ベンチャー企業あるあるの仕事内容編を紹介します。以下の情報を参考に、ベンチャー企業の特性を正しく理解しましょう。
仕事の幅が広い
ベンチャー企業では幅広い仕事を担えます。
多くのベンチャー企業は従業員数が少なく、各人の業務範囲が広い点が特徴です。また、自身の専門領域に加えて関連する仕事も請け負うことができ、幅広いスキルを身に付けられます。
したがって、さまざまな仕事を担当して自身の知的好奇心を満たしたい、スキルアップをしたい方は、ベンチャー企業への転職がおすすめです。
若手でもリーダーを担える
ベンチャー企業あるあるとして、若手でもリーダーを担える点が挙げられます。
大手企業の年功序列に対して、ベンチャー企業は実力重視です。成果に応じた仕事を担えるため、実績を残せば20代でもリーダーに昇格できます。
大手企業では「40代で課長」など、昇進のスピードが遅いケースがほとんどなので、早期のキャリアアップを狙う方にはベンチャー企業への転職が適しています。
ベンチャー企業あるある|職場環境編
ここでは、ベンチャー企業あるあるの職場環境編を紹介します。「ベンチャーならでは」の内容が多いので、転職を検討中の方は必見です。
上司が経営層
ベンチャー企業あるあるとして、上司が経営層な点が挙げられます。
大手企業と比べて、ベンチャー企業は組織構造の階層が浅く、経営層と距離が近い点が特徴です。とくに、50名以下の企業では「直属の上司が社長」のケースも珍しくなく、経営層の視座で仕事ができるメリットがあります。
そのため、経営者の近くで働きたい方には、ベンチャー企業への転職が適しています。
各個人に合わせた配慮がある
ベンチャー企業では、各個人に合わせた配慮を受けられます。
ベンチャー企業には「伝統的なルール」が存在しません。そのため、個々の事情に応じて制度を応用でき、働きやすい環境を自らつくれるメリットがあります。
ベンチャー企業は激務だと思われがちですが、育児を理由として17時で退社するなど、柔軟な働き方を選んでいる方も多いです。したがって、働き方の面で悩みがある方は、まずは採用担当者と面談して、どのような配慮を受けられるかを確認しましょう。
メンバーの入れ替わりが激しい
ベンチャー企業あるあるとして、メンバーの入れ替わりが激しい点が挙げられます。
多くのベンチャー企業は成長中であり、採用に力を入れています。そのため、数週間おきに従業員が増えて、チーム編成も変わりやすいのです。
以上のように、ベンチャー企業ではチームメンバーの追加が頻繁に起こるので、変化に対応する柔軟性が求められます。
ベンチャー企業への転職を成功させる3つのポイント
ここでは、ベンチャー企業への転職を成功させる3つのポイントを紹介します。後悔のない転職にするために、以下の内容を必ず確認しましょう。
成長業界に属する企業を選ぶ
転職先は、成長業界に属する企業を選ぶべきです。
20代を過ぎると、未経験の業界への転職は難しくなります。そのため、転職では「志望した業界でキャリアを形成する覚悟」が必要です。
しかし、衰退する業界の企業へ転職すると、長期的なキャリアを築けず、数年後に苦労することになりかねません。一方、成長業界に転職すれば、業界経験者へのニーズが増え続けるので、希望のキャリアを歩みやすくなるのです。
したがって、転職先を選ぶときは、ITなどの「市場規模が拡大している業界」を選びましょう。
社名だけで転職を判断しない
社名だけで転職先を決めるべきではありません。
有名企業に入ると、家族や友人から高い評価を受けられる点がメリットです。しかし、「自身の適性」ではなく「他者の評価」で選んだ企業なので、ミスマッチが起こりやすく、長く続けられない可能性が高まります。
そのため、転職先は「自身の得意なこと」など、自身の特性を軸として企業を選ぶのがおすすめです。
企業の社風をチェックする
企業を選ぶときは、必ず社風をチェックしましょう。
待遇に満足していても、社風が合わなければ、長く働くことはできません。一部ではあるものの、教育制度が整っておらず従業員をほったらかしにする企業もあるので、事前の見極めが必須です。
そこで、メンバーインタビューを読めば、社風や社員の人柄を正確に掴めます。以上のように、転職を成功させるには社風とのマッチ度が重要なため、情報収集に時間を割いて、社風を見極めてから企業を選ぶのがおすすめです。
ベンチャー企業のあるあるまとめ
ここまで、ベンチャー企業のあるあると転職を成功させるポイントを紹介しました。
ベンチャー企業は仕事の幅が広いほか、20代でもリーダーを担える点が特徴です。そのため、若手からキャリアアップしたい方に適した職場と言えます。
ただし、ベンチャー企業と一口に言っても、社風は企業によって異なる点に注意しましょう。なかには、教育体制が整っていない企業もあるので、自身に合う環境の見極めが必須です。
したがって、ベンチャー企業への転職を考えている方は、まずは採用担当者と気軽に面談して社風を確認し、後悔のない転職へつなげましょう。
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