SaaS業界の特徴とは?今後の見込みや未経験の転職におすすめな企業も解説

2023年05月31日

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近年、クラウド型のITサービスを運営する「SaaS業界」の人気が高まっています。エンジニア職はもちろん、ビジネス職の募集も多く、求人を頻繁に見かける業界です。
 
しかし、SaaS業界の具体的な特徴が不明瞭で「自身にマッチする転職先なのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、SaaS業界の特徴や今後の見込み、おすすめの企業をご紹介します。
 
  • 未経験からSaaSに転職できるのか分からず不安を感じている
  • 伸びている業界で働いて、長期的なキャリアを築きたい
  • 現職の経験を活かせる業種や職種を探している
 
という方はこの記事を参考にすると、SaaS業界の特徴や将来性が分かるほか、自身の転職に適した企業も見つかります。


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SaaS業界の概要

ここでは、SaaS業界の概要を紹介します。転職前にSaaSの全体像を把握しておくと、自身がどのようなSaaS系の企業で働きたいかが明確になるので必見です。

SaaS業界の特徴とは

SaaS業界とはインターネット上で使えるソフトウェアを提供する企業群を指します。
 
SaaS(サース)は「Software as a Service」の略称です。ソフトウェアをインストールせずともオンライン環境さえあればサービスを利用できるので、導入しやすいメリットがあります。
 
表計算ソフトの「Google スプレッドシート」や、チャットツールとして人気な「Slack(スラック)」は、SaaSの一例です。SaaSは既に多くの企業で使われていますが、市場規模は現在も拡大し続けており、注目すべき業界と言えます。

SaaS業界の今後の見込み

One Capital株式会社の「Japan SaaS insights 2023」によると、「富士キメラ総研」の調査結果では、市場規模が年々拡大しており、2026年には1.67兆円の市場規模になる見込みがあることがわかります。
 
One Capital株式会社の調査結果の画像
 
とくに、テレワークを始めとした「働き方の変化」を原因として、SaaSプロダクトの認知が浸透していると公表されています。
 
そのため、転職を検討するうえで必須条件である「成長業界への参入」は満たしており、20代第二新卒の人にとっても狙い目の業界であると言えるのです。
 


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SaaS系プロダクトが人気な3つの理由

ここでは、SaaS系プロダクトが人気であることの理由について3つご紹介します。とくに、以下の項目を把握している状態で転職活動を進めると、選考時の回答に深みを持たせられます。

初期費用を安く抑えられる

まずは、利用に伴う初期費用を安く抑えられる点が挙げられます。
 
従来までは、各企業ごとにカスタマイズされたソフトや実機をインストールする「オンプレミス型」のツールが主流でした。しかし、機器の設置やサービス利用にかかる初期費用が高額なことが多く、資金が潤沢にない企業は活用できないうえ、メンテナンスにも工数がかかる問題があります。
 
しかし、SaaS系のプロダクトであれば、サービス開発やメンテナンスはすべて提供企業が実施するので、利用者は「月額の利用料金」を支払うだけで使えます。そのため、業務効率化に多額のコストをかけられない企業でも、初期費用を抑えて気軽に使えることから、人気であると言えるのです。

場所を問わず使える

場所を問わずに使える点も、SaaS系プロダクトの魅力です。
 
社内に設置する「据え置き型のツール」では、ツール内に情報を格納したとしても、オフィスにいるときしか内容を見られません。そのため、外出の多い企業では「帰社しなければ資料作成や編集ができない」「外出中に欲しい情報があると、オフィスにいるメンバーへ電話をかけなければならない」など非効率な状態が横行していました。
 
しかし、SaaS系プロダクトであれば「インターネットに接続できれば、時間や場所を問わずに使える」ため、営業活動の制約がなくなるのです。今日浸透しているテレワークをはじめとした、場所を問わず働ける環境構築ができることからも、SaaS系プロダクトのニーズは高いと言えます。

データを簡単に残せる

データを簡単に残せる点も、SaaS系プロダクトにおける大切なメリットです。
 
社内の情報共有・管理方法にツールを用いていない場合は、紙やExcelにて情報を管理することになります。しかし、いずれの手法でも「情報共有に時間がかかる」「目的の情報を探すのに時間がかかる」致命的なデメリットを抱えています。
 
一方、SaaS系プロダクトでは情報を簡単にツール内へ残せるうえ「検索機能」や「フォルダ」を活用し、すぐに欲しい情報へアクセスできるようになります。さらに、格納した情報は瞬時に任意のメンバー間で同期されるので「情報共有・管理が煩雑になる」デメリットも解消されるのです。


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SaaS業界の代表的な職種5選

SaaS業界では解約率(チャーンレート)の低さが成功を決める、と言われるほど、他業界と比較すると特殊です。そのため、SaaS系企業の職種には他業界と違う特徴があります。
 
そこで以下では、SaaS業界における代表的な職種5選を紹介します。SaaS系を志望企業とする場合は、正しく職種理解をしていることが前提になるので注意しましょう。

インサイドセールス

インサイドセールスは、関係構築を目的に見込み顧客へと定期的にアプローチし、商談のセッティングや購買促進の提案をする職種です。
 
一般的に「テレアポ」と混同されがちですが、テレアポは「アポイントの獲得件数」にのみフォーカスした業務になります。そのため、テレアポでは自社商材の説明を中心としたアプローチになります。
 
しかし、インサイドセールスでは、顧客の抱える悩みに対してヒアリングをし、課題を抽出することで次の検討段階へ移行させる「リードナーチャリング(顧客育成)」がメインの業務となるのです。

フィールドセールス

フィールドセールスは、インサイドセールスで獲得した顧客と商談を実施し、商材の受注・成約に繋げるポジションです。
 
フィールドセールスが担当する顧客は、すでにインサイドセールスにてヒアリングした顧客の悩みに対して「自社商材を使ってどのように解決できるか」を提案しなければなりません。そのため、「臨機応変に対応できる柔軟さ」や「高いコミュニケーション能力」が求められるのです。
 
とくに、SaaS系のプロダクトでは使い続けてもらうことで売上に直結します。したがって、納得感を持って成約してもらうことはもちろん「LTV(顧客生涯価値)の向上」を指標にして営業活動を進めます。

カスタマーサクセス

カスタマーサクセスは、自社商材の解約率を下げつつ顧客の「成功」を実現させるために、顧客のフォローをするポジションです。
 
「成功」の定義は顧客によって異なるため、顧客ごとに提案内容を変えつつ、自社商材を長く使い続けてもらえるような提案をしなければなりません。また、顧客から問い合わせがあった段階で対応するのではなく、自ら積極的に働きかける必要がある点も特徴です。
 
さらに、顧客ロイヤルティ(愛着・信頼)向上を目的としつつ、商材のプランアップも合わせて提案する必要があります。求められることは多いものの、未経験であっても「チャレンジしたい気概」があれば挑戦できる職種になるので、顧客の課題解決に貢献したい人にはおすすめの職種と言えます。
 
たとえば、株式会社Stockのカスタマーサクセスでは、未経験であってもビジネスの肝として活躍できる環境があるのでチェックしてみましょう。

事業企画

事業企画は経営層の意向を施策として考案し、プロジェクトの担当者・人数・予算を策定しつつ実務に落とし込むポジションです。
 
また、各プロジェクトにてマイルストーンやKPI(重要業績評価指数)を設定し、達成までの進捗をモニタリングする役割を担っています。とくに、SaaS系ではプロダクトの改善や拡販施策など、幅広い検討事項を扱うので「データ分析」や「他チームとのコミュニケーション」ができる人に向いています。
 
経験者枠での募集が多いものの、企業運営の根幹に携われる仕事となるので、やりがいも大きい点がメリットです。

エンジニア

エンジニアは、プログラミング言語を活用して実際のプロダクトを制作するポジションです。エンジニアにも種類があり、主に以下3つに分かれます。
 
  • フロントエンドエンジニア
  • Webサイトやプロダクトにて、ユーザーが目に触れる部分(UI)の構築・改善を担当します。
     
  • バックエンドエンジニア
  • Webサイトやプロダクトにて、サーバの構築やシステム開発、保守運用などを担当します。
     
  • インフラエンジニア
  • ネットワーク機器の設定や自社プロダクトの運用に必要なシステムの設定、セキュリティ対策などを担当します。
     
プログラミング未経験では転職が難しいものの、プログラミングスクール卒業者程度の実力があれば、転職の選択肢を広げられます。SaaS系企業において、セールスチームから寄せられて改善提案を実装したり、トラブルなく運用を続けたりするためにも必須の職種と言えます。


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【必見】未経験OKの転職におすすめなSaaS企業

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ここでは、東洋経済の「すごいベンチャー100」にも選出された、おすすめのSaaS系IT企業「株式会社Stock」を紹介します。
 
「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」というミッションを掲げる株式会社Stockは、情報共有ツール「Stock」をリリースしています。15万社以上(2023年5月時点)の非IT企業に導入され、業務効率化の成功を実現している注目の企業です。
 
また、 「『心身の健康』よりも大切なタスクは、絶対に存在しない」をはじめとした考え方が浸透しており、無理のあるは働き方をするメンバーがいないことも特徴です。現在は採用を強化しており、株式会社Stockの採用情報では、経験を問わず多様な職種を募集しているので、20代の転職者の人はぜひ一度チェックしてみましょう。


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SaaS業界の特徴と今後まとめ

ここまで、SaaS業界の特徴やSaaS系プロダクトが人気な理由、主な職種まで紹介しました。
 
SaaS業界は年々市場規模が拡大しており、今後も業界はもちろん転職先としても、メジャーな業界となる見込みがあります。プロダクトも「強みの異なるさまざまな企業」がリリースしているので「どのような業界の課題を解決したいか」は転職前に検討しておく必要があります。
 
また、SaaS業界の職種も他業界とは異なり、たとえば「営業」だけでもインサイドセールス・フィールドセールスに分かれます。そのため、SaaS系の企業において、各職種がどのような働き方をするのか、は押さえておかなければなりません。
 
一方、一部のSaaS系企業では、経験者採用が前提である企業が多いものの、株式会社Stockのように20代の第二新卒でも積極採用している企業もあります。
 
そこで、気になる企業があれば、まずは気軽に「カジュアル面談」をお問い合わせから申し込み、志望企業ではどのような働き方をするのかを確認してみましょう。

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代表取締役社長 澤村大輔
この記事の監修者
株式会社Stock
代表取締役社長 澤村大輔

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、最もシンプルな情報ストックツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、ベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。

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